【台中】日本と台湾のアートに触れる旅


台北から高鐵(新幹線)に揺られて45分ほどで着く台中は、台北へ滞在中の日帰り旅行でも楽しむことができる場所です。台湾のウユニ塩湖と言われる「高美湿地」、鮮やかなペイントの「彩虹眷村」、美しい「日月潭」など見どころがいっぱいです。
今回PBでは台中で楽しめるアートスポット2カ所をご紹介します。


国内外の現代アートに触れる ー国立台湾美術館ー


台中駅からタクシーで5分。緑あふれる広大な敷地の中にある国立台湾美術館は、現代アートを中心とした国内外のアーティストの作品を楽しむ事ができます。アートの普及を目的としている同館はすべての展示が鑑賞無料。展示作品数が非常に多く、一通り見るだけでも1時間はかかります。じっくり全ての作品を見たい方は時間に余裕をもって訪れるのがおすすめです。

同館では現在、日本と台湾の写真による交流展『起始・永遠(邦題:原点を、永遠に。)』が行われています。こちらは日本の清里フォトアートミュージアムと国立台湾美術館を巡回する企画展となっており、今年の3月から5月に日本で展示されていた作品を鑑賞することができます。

台湾と日本の間には、写真を通して100年以上にわたる交流があり、日本の写真教育機関に、現在も台湾より大変多くの学生が留学し、ともに写真を学んでいます。本展の開催は、この強い絆で結ばれた日台の人的交流から生まれました。 (プレスリリースより)

同展示では細江英公氏、篠山紀信氏をはじめとした75名のアーティストによる見ごたえある写真作品が展示されています。

また、山梨県の清里フォトアートミュージアムでは、台湾で開催されていた『島の記憶 ̶ 1970~90年代の台湾写真(原題:「回望─臺灣攝影家的島嶼凝視 1970s-1990s」)』を鑑賞することができます。日本の美術館において、台湾の写真をまとまった形で展示するのは初めてのこと。この機会に日本で台湾のアートに触れてみるのはいかがでしょうか。


国立台湾美術館 

『起始・永遠』2018年9月16日まで
台中市西区五権西路一段2号
火曜~金曜日 9:00~17:00
土曜、日曜日 9:00~18:00
月曜日 休館

※台湾の祝日等で不定期にお休みになる場合もありますので、あらかじめ現地のサイトをご確認ください。


清里フォトアートミュージアム 

『島の記憶』2018年12月2日まで

山梨県北杜市高根町清里3545-1222



リノベーション建築のアートスポット -台中文化創意産業園区ー


日本統治時代の工場をリノベーションして作られたアートスポット、「文化産業創意園区」は台湾国内に数か所あり、その内の一つが台中にあります。

当時日本の酒造工場であった倉庫がギャラリーとして生まれ変わり、文化資料の展示をはじめ、企画展や体験イベントなども催されています。企画展は短い期間で様々なものを催していますので、訪れるたびに違う展示が楽しめます。ショップやカフェも併設されていますので、オシャレな台湾のお土産探しにもぴったりです。
こちらは台湾鉄道 台中駅から徒歩10分程の場所にあります。近くに「台中市第三市場」もありますので、ローカルな台中散策を一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。


台中市南区復興路三段362号
10:00~17:00(施設ごとに休日が異なります)
園内解放 6:00~22:00
※台湾の祝日等で不定期にお休みになる場合もありますので、あらかじめ現地のサイトをご確認ください。


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