雨が待ち遠しくなるカフェ【雨日菓物 Amenohi_cafe】


雨の日はちょっと気分が落ち込んでしまう・・・という人も少なからずいると思います。
今回はそんな雨の日に幸せな気持ちになれるカフェを台北で見つけましたのでご紹介します。


台北101のすぐ近く、ビルの合間に隠れ家的な素敵なカフェがあります。
名前は「雨日菓物 Amenohi_cafe」。

ドアを開けた瞬間にふわっとコーヒー豆を挽いた香り。そして、それを追いかけてくるようにお店で焼いているお菓子の甘い香りに全身が包まれます。

カフェのオーナーの謝さん(左)とスタッフの劉さん(右)


お店の名前の由来を聞くと、「友人から雨の日はコーヒーの香りが良くなると教えてもらいました。また、日本に留学していた経験があるので日本に関係した名前を付けたかったんです。«日»という漢字は日本をイメージするのでお店の名前に入れました。」と教えてくれました。
訪れた日もちょうど雨が降っていて、お店中に溢れるコーヒーとお菓子の香りに幸せな気持ちになります。日本をイメージした店名にある通り、店内の飾り付けにも日本を感じられるところがたくさんあります。カフェのオープン前には、来日して日本のカフェをたくさん研究されたそうです。



謝さんと劉さんは共に台湾のパティスリー・サダハルアオキ・パリ(Pâtisserie Sadaharu AOKI paris)で修業を積んだ実力者。ショーケースに並ぶケーキはアート作品そのものです。

ケーキの素材は国内外から仕入れているそうです。抹茶は日本から、メロンはフランス、ブドウは台湾…とそれぞれ美味しい産地から取り寄せるそうです。
この日、初めて出すという栗とさつまいものモンブランをいただきました。周りのクリームの甘さと中に隠れている少し酸味のあるクリームがベストマッチ、カフェラテはミルクフォームがふわふわです。

実は甘すぎるものが苦手と言うお二人。そんなお二人が作るケーキは、上品なほどよい甘さとなっており、日本人にはぴったりはまるお味になっています。コーヒー以外のメニューもあり、PBのオススメは柚子ソーダ。台湾のジュースは甘いものが多いのですが、こちらは柚子のほろ苦さと炭酸が絶妙にマッチしていて、甘いケーキを食べながら飲むのにピッタリです。

台北の街を歩き疲れたら、旅行中に雨が降っても幸せな気持ちになれる、雨日菓物 Amenohi_cafeで、一休みはいかがでしょうか。



【お店詳細】

雨日菓物 Amenohi_cafe
MRT淡水信義線「台北101/世貿」2番出口から徒歩3分
信義路五段8巷11號1樓
12:00~19:00(水曜定休)